遊興の街に流れ着いた駆け落ち男女の機微を描く
《あらすじ》義治(三橋達也)は色街の女・蔦枝(新珠三千代)と “『洲崎パラダイス 赤信号』川島雄三 1956” の続きを読む
カテゴリー: 日本映画1950年代
『浮雲』成瀬巳喜男 1955
戦後混乱期の空虚さの中で彷徨う男女のメロドラマ
《あらすじ》戦時中の昭和18年、農林省の “『浮雲』成瀬巳喜男 1955” の続きを読む
『東京暮色』小津安二郎 1957
小津調ではない家庭崩壊劇だが、最も“今”に響く
《あらすじ》銀行勤めの杉山周吉(笠智衆)には “『東京暮色』小津安二郎 1957” の続きを読む
『巨人と玩具』増村保造 1958
競争社会の歯車に巻き込まれた人間の悲哀を描く
《あらすじ》ワールド製菓の新入社員・西(川口浩)は、 “『巨人と玩具』増村保造 1958” の続きを読む
『山の音』成瀬巳喜男 1954
老いを自覚する義父と薄幸の嫁、その深層の愛を描く
《あらすじ》老いを自覚し始めた尾形信吾(山村聰)は、 “『山の音』成瀬巳喜男 1954” の続きを読む
『浮草』小津安二郎 1959
旅の一座のドタバタを猥雑にして格調高く描いた人情ドラマ
《あらすじ》志摩半島の小さな港町にある “『浮草』小津安二郎 1959” の続きを読む
『たそがれ酒場』内田吐夢 1955
大衆酒場を舞台に戦後混乱期の喧騒を描いた人情劇
《あらすじ》舞台はたそがれ酒場。 “『たそがれ酒場』内田吐夢 1955” の続きを読む
『お茶漬の味』小津安二郎 1952
温厚な夫とわがままな妻、望ましいのは遠慮のない楽な暮らし
《あらすじ》大企業の部長・佐竹茂吉(佐分利信)と “『お茶漬の味』小津安二郎 1952” の続きを読む
『幕末太陽傳』川島雄三 1957
落語ネタだが笑いだけではない群像劇
《あらすじ》文久2年(1862年)の品川宿。 “『幕末太陽傳』川島雄三 1957 ” の続きを読む
『羅生門』黒澤 明 1950
処世ゆえのエゴイズムと、善悪併せ持つ人の心の内を描く
《あらすじ》荒れ果て崩れかけの羅生門で “『羅生門』黒澤 明 1950 ” の続きを読む
『生きる』黒澤 明 1952
死に直面したとき初めて問われる「生きる意味」
《あらすじ》自分が胃がんであることを知った “『生きる』黒澤 明 1952 ” の続きを読む
『麦秋』小津安二郎 1951
戦後の新しい風に乗って変わる結婚観と家族の姿を描く
《あらすじ》間宮康一(笠智衆)は医者で、 “『麦秋』小津安二郎 1951 ” の続きを読む
『西鶴一代女』溝口健二 1952
転落しても高貴である女性像を描く、溝口の女性賛歌
《あらすじ》奈良の街外れにある荒寺の羅漢堂で娼婦のお春(田中絹代)は “『西鶴一代女』溝口健二 1952 ” の続きを読む
『赤線地帯』溝口健二 1956
つらくてもたくましく生きる吉原の人間模様
《あらすじ》吉原の特殊飲食店「夢の里」では “『赤線地帯』溝口健二 1956” の続きを読む
『東京物語』小津安二郎 1953
家族、老い、死、そして人生を見つめる1本
《あらすじ》尾道に暮らす周吉(笠智衆)と “『東京物語』小津安二郎 1953” の続きを読む
『山椒大夫』溝口健二 1954
残酷にして美しく、家族愛と平等を希求した映画
《あらすじ》平安朝の末期、丹後の国守をしていた “『山椒大夫』溝口健二 1954 ” の続きを読む
『浪花の恋の物語』内田吐夢 1959
現実と虚構が交差して描かれる究極の恋物語
《あらすじ》浪花の飛脚問屋亀屋の養子・忠兵衛(中村錦之助)は、 “『浪花の恋の物語』内田吐夢 1959” の続きを読む
『近松物語』溝口健二 1954
不貞で極刑という時代の純愛物語
《あらすじ》京都烏丸の大経師 “『近松物語』溝口健二 1954” の続きを読む